うたかたの旅人たちへ

空想 それは、人間のみに許された能力である。

そして、世界にはそれを生業とする創作者たちがいた。

その日、人間が空想することによって生み出された うたかたの世界 は

大規模な空想共鳴爆発を引き起こした。

空想と現実の境目がなくなり、多くの創作者が自身の創造した うたかたの世界 に迷い込み、そして囚われた。

終わりの見えない空想世界に終焉の時を。

これは、名もなき旅人たちの冒険譚である。


物語を終わらせるための最後の冒険が今、始まる。